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流行ではなく、10年後も好きな家とは?古着好きの工務店社長が考える家づくり

2026.06.25 · 5 min read

岐阜の平屋注文住宅 10年後も好きな家づくりとは

OG説明文:流行を追うより、10年後も好きでいられること。古着やヴィンテージが好きな感性から考える、心地よく育つ家づくり。岐阜で自然素材の住まいを考える方へ。

流行ではなく、10年後も好きな家とは?

家づくりを考えはじめると、たくさんの“正解”が目の前に並びます。人気の間取り、流行の外観、SNSでよく見るキッチン、モデルハウスで映えるインテリア。けれど、本当に大切なのは、その瞬間に人気があることではなく、10年後も「やっぱりこの家が好きだな」と思えることではないでしょうか。

古着が好きな人は、きっとわかるはずです。新品のきれいさより、少しくたっとしたデニムの表情に惹かれること。ミリタリージャケットの擦れた風合いに、量産品にはない魅力を感じること。レコードの音や、古い木箱、使い込まれたアイアン、色の褪せたラグに、なぜか落ち着くこと。

家も同じです。完成した瞬間がピークではなく、住みながら少しずつ育っていくもの。無垢材が飴色になり、漆喰にやわらかな陰影が生まれ、真鍮やアイアンに味わいが出てくる。そんな経年変化を楽しめる家は、流行よりも長く、暮らしに寄り添ってくれます。

施工写真:外観

岐阜カリフォルニアスタイルの家外観
Screenshot

古着好きの感性は、家づくりにも通じている

古着やヴィンテージが好きな人は、ものを“今の見た目”だけで判断しません。背景や素材、使い込まれた時間まで含めて魅力を感じています。家づくりでも、その感性はとても大切です。

たとえば、表面的にブルックリンスタイルやカリフォルニアスタイルを真似することはできます。でも、本当に心地いい住まいになるかどうかは別の話です。大切なのは、デザインの名前ではなく、その人の暮らしや価値観に合っているかどうか。

朝、コーヒーを淹れる時間が好きな人。休日にDIYを楽しみたい人。キャンプ道具を気持ちよく収納したい人。植物を吊るして育てたい人。レコードを並べて、少し照明を落とした夜を楽しみたい人。そんな具体的な暮らしの風景から考えた家は、見た目だけの流行に左右されません。

好きなものが似合う家は、飾らなくても絵になる

本当に好きな家には、無理がありません。古着、デニム、ミリタリー、植物、古い家具。そうしたものが自然に置けて、背伸びしなくても空間が整う。それは、家そのものの素材感や余白のつくり方が、暮らしと合っているからです。

無垢材の床に、アイアンの棚。レンガやタイルの少しラフな質感。漆喰の壁が光をやわらかく受け止める空間。そこにお気に入りのソファや古材のテーブルが加わると、インテリアを“つくり込みすぎなくても”その人らしい雰囲気が生まれます。

10年後も好きでいられる家の共通点

では、流行ではなく、10年後も好きでいられる家にはどんな共通点があるのでしょうか。ここでは、加藤住建が大切にしたい視点を整理してみます。

  1. 素材そのものに魅力がある

流行の色や形は時間とともに変わります。でも、無垢材、漆喰、レンガ、アイアンといった素材の魅力は変わりにくいものです。自然素材は、使い込むほどに表情が深まり、傷や色の変化さえも味わいになっていきます。

  1. 暮らし方から設計されている

家事動線や収納量はもちろん大切ですが、それだけでは住み心地は決まりません。どこでコーヒーを飲むか、どこで本を読むか、どこに植物を置くか。何気ない時間が気持ちよく流れるように考えられた家は、年数が経っても愛着が薄れません。

  1. 余白がある

最初から完成されすぎた家は、住む人の変化を受け止めにくいことがあります。DIYで棚を付けたり、子どもの成長に合わせて使い方を変えたり、季節で家具の配置を変えたり。少しの余白がある家は、暮らしに合わせて育っていけます。

  1. “広さ”より“心地よさ”を大切にしている

ただ広いだけの家よりも、光の入り方、風の抜け方、素材の手触り、視線の抜け感が整った家のほうが、ずっと心地よく感じられます。平屋にもこの魅力があります。ワンフロアでつながる安心感と、庭や外との距離の近さは、日常を豊かにしてくれます。

比較表|流行を追う家と、10年後も好きな家の違い
比較項目 流行を追う家 10年後も好きな家
デザインの軸 今人気かどうか 自分たちらしいかどうか
素材選び 見た目重視で選びやすいもの 無垢材・漆喰・アイアンなど経年変化を楽しめるもの
空間のつくり方 写真映え・トレンド優先 暮らし方・居心地優先
収納計画 量を増やす発想 趣味や日常動線に合わせて整える発想
将来への対応 変化しにくい DIYや使い方の変化を受け止めやすい
愛着の育ち方 飽きやすいことがある 住むほどに味わいが増す
スタイル名よりも、“どんな空気で暮らしたいか”が大切

家づくりでは、ブルックリン、カリフォルニア、ジャパンディ、ポートランドなど、いろいろなテイストの名前が出てきます。どれも魅力的ですし、言葉としてイメージを共有しやすい良さがあります。

ただ、スタイル名だけでまとめようとすると、本来の暮らしから少し離れてしまうことがあります。大切なのは、「どのスタイルか」より「どんな空気で暮らしたいか」。

ブルックリンが似合う人

アイアン、レンガ、少し無骨な木、黒のアクセント。古着やミリタリー、レザー、小物の質感を楽しみたい人には、ブルックリンテイストの空気感がよく合います。見せる収納や、ラフさのある照明計画とも相性がいいスタイルです。

カリフォルニアが似合う人

明るさ、抜け感、自然体。デニムやサーフテイスト、植物、風が通る感じが好きな人には、カリフォルニアの軽やかな雰囲気が似合います。白や淡い木目をベースにしながら、ラフで肩の力が抜けた空間がつくれます。

ジャパンディが似合う人

静けさ、余白、整った美しさ。和の落ち着きと北欧のやさしさを感じるジャパンディは、素材感を大切にしながら、すっきり暮らしたい人に向いています。派手さはないけれど、長く見ても飽きにくいのが魅力です。

ポートランドが似合う人

コーヒー、クラフト、DIY、植物、古いものと新しいもののミックス感。自分らしい編集を楽しみたい人には、ポートランドの自由な感性がしっくりきます。整いすぎない、でも美しい。そのバランス感覚が魅力です。

どのスタイルも正解です。ただし、名前を選ぶのではなく、自分の暮らしに近い空気を選ぶこと。そこから素材や間取りを考えていくと、ぶれにくい家づくりになります。

施工写真:リビング

家は“完成品”ではなく、暮らしの背景になるもの

いい家というと、つい設備や性能、広さに意識が向きます。もちろんそれらは大切です。ただ、それだけで「好きになれる家」になるわけではありません。

家は、主役になりすぎないほうがいいこともあります。お気に入りの古着が引き立つ玄関。デニムが似合うラフな洗面。コーヒーの香りが似合うダイニング。植物の影がゆれる窓辺。キャンプ道具を手入れしたくなる土間。そんなふうに、暮らしの背景として心地よく存在する家は、毎日を少し豊かにしてくれます。

趣味を押し込めない家は、暮らしが散らからない

趣味が多い人ほど、家づくりでは“見せ方”が大切です。隠す収納だけではなく、見せても気持ちいい場所をつくること。レコード、アウトドア用品、DIYツール、植物、古書、マグカップ。好きなものに居場所があると、部屋は自然と整いやすくなります。

暮らしやすさは、片づけやすさだけではありません。好きなものを否定しないこと。むしろ、それらが似合う前提で設計されていること。その考え方が、心地よさにつながります。

チェックリスト|10年後も好きな家にするための視点
今の流行より、自分たちが昔から好きなものを言葉にできている
古着、家具、植物、レコードなど、好きなものの置き場を考えている
無垢材や漆喰など、経年変化を楽しめる素材に惹かれる
写真映えより、朝と夜の心地よさを大切にしたい
家事動線だけでなく、くつろぐ時間の流れも想像できている
DIYや模様替えなど、住みながら育てる余白がほしい
見せる収納と隠す収納のバランスを考えている
広さよりも、素材感・光・風・落ち着きを重視している
平屋や土間など、暮らし方に合う形を柔軟に検討している
10年後の自分たちが、その家でどんな休日を過ごすか想像できる
古着好きの工務店社長が考える、家づくりの本質

古着の魅力は、きれいに整いすぎていないところにあります。小さな傷や色落ちが、そのものだけの表情になっている。家づくりも、どこか似ています。

すべてを均一に整えた空間は、最初はきれいに見えても、時間が経つと少し物足りなく感じることがあります。一方で、素材に奥行きがあり、暮らしの痕跡を受け止める家は、使い込むほどに愛着が増していきます。

だからこそ、家は“消費するデザイン”ではなく、“育てる器”であってほしい。ちょっとした傷も、子どもの成長も、家具の入れ替えも、季節ごとの光も、全部を含めて美しくなっていく住まい。そんな家は、流行が過ぎても、静かに好きでいられます。

性能とデザインは、どちらかではない

ここで誤解したくないのは、雰囲気だけで家を考えるわけではないということです。夏も冬も心地よいこと、無理なく暮らせること、安心して長く住めること。その土台があってこそ、デザインも生きてきます。

本当にいい家は、見た目だけでも、性能だけでもありません。手ざわりや空気感と、日々の快適さが両立していること。そのバランスの上に、暮らしの美しさが育っていくのだと思います。

こんな人に、“流行ではなく10年後も好きな家”は向いている
古着やヴィンテージ家具が好きで、家にもその空気感を取り入れたい人
デニムやミリタリーのように、経年変化を楽しめるものに惹かれる人
無垢材、漆喰、レンガ、アイアンなど素材感を大切にしたい人
コーヒーを淹れる時間や植物のある風景を楽しみたい人
DIYやキャンプなど、趣味と日常をつなげたい人
広い家より、自分たちらしい心地よさを大切にしたい人
平屋や土間のある暮らしに惹かれている人
流行の家ではなく、暮らしが育つ住まいを求めている人

施工写真:キッチン

岐阜加藤住建 リノベーション インダストリアル

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FAQ
Q1. 流行を取り入れることは悪いことですか?

悪いことではありません。大切なのは、流行をそのまま採用するのではなく、自分たちの暮らしに合うかを見極めることです。好きな素材や過ごし方を軸にすれば、流行を取り入れても長く愛せる住まいになります。

Q2. 10年後も好きな家にするには、まず何から考えればいいですか?

間取りより先に、「どんな時間が好きか」を整理するのがおすすめです。コーヒーを飲む朝、植物の手入れ、DIY、読書、キャンプの準備など、好きな日常から考えると、家の軸がぶれにくくなります。

Q3. ヴィンテージな家は暗くなりませんか?

素材の選び方と光の計画次第で、重くも明るくもできます。アイアンやレンガのような深みのある素材に、漆喰の壁や自然光を合わせることで、落ち着きがありながら軽やかな空間に仕上げることができます。

Q4. 古着やレコード、植物が似合う家にするコツはありますか?

ポイントは、家そのものの素材感と余白です。無垢材や漆喰など主張しすぎない自然素材を選び、見せる収納と飾る壁面を少し用意しておくと、好きなものが無理なく暮らしになじみます。

Q5. 平屋は“心地よさ”と相性がいいのでしょうか?

はい、相性はとてもいいです。ワンフロアで暮らしがつながるため、光や風、家族の気配を感じやすく、庭とも近くなります。広さ以上に、落ち着きや安心感を得やすいのが平屋の魅力です。

Q6. 自然素材の家は手入れが大変ですか?

素材によって特徴はありますが、手間がすべて負担になるわけではありません。無垢材や漆喰は、使いながら風合いが育つ素材です。小さな変化も“味”として楽しめる方には、むしろ愛着につながりやすい住まいです。

Q7. ブルックリン、カリフォルニア、ジャパンディで迷ったらどうすればいいですか?

スタイル名で決めるより、どんな空気で暮らしたいかを考えるのが近道です。落ち着き、軽やかさ、無骨さ、静けさなど、自分たちの感覚に近い言葉を集めると、本当に合う方向性が見えてきます。

Q8. 家づくりで後悔しないために大切なことは何ですか?

設備や見た目だけで判断せず、5年後、10年後の暮らしまで想像することです。子どもの成長、趣味の変化、家で過ごす時間の質まで考えると、流行に流されず、自分たちらしい選択がしやすくなります。

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