×
無骨な鉄と木を組み合わせたブルックリンスタイルのリビング

ニューヨークの倉庫街と、岐阜の住宅地。ずいぶん遠い組み合わせに聞こえるかもしれません。

でも私たちのところには、「ブルックリンみたいな家に住みたい」というご相談が、毎年途切れずに届きます。古着が好きで、コーヒーが好きで、新品のピカピカよりも、使い込まれたものの佇まいが好き。そういう方にとって、家もまた「経年が似合うもの」であってほしいのだと思います。

私たち自身、会社の敷地でヴィンテージの古着店を営むくらい、この世界感の住人です。今日はつくり手として、ブルックリンスタイルの家づくりで後悔しないためのポイントをお話しします。

ブルックリンスタイルとは、「新品に見えない」美学

レンガの壁、黒いアイアン、飴色の木。要素を並べるのは簡単ですが、本質はひとつだと考えています。時間が経つほど良くなるものだけで構成すること。

ブルックリンの倉庫やロフトがかっこいいのは、100年働いてきた建物の時間がそのまま景色になっているからです。だから「新品なのに古く見える」のではなく、「新築の日が、いちばん若い日」になる家を目指します。私たちが手がけてきた実例はBROOKLYNスタイル紹介ページと、上質さに振った大人ブルックリンの家でご覧いただけます。

素材選びで、5年後の差がつく

ここが今日いちばんお伝えしたいところです。

ブルックリン「風」の建材はたくさんあります。レンガ柄のプリントシート、木目調のフロア、アイアン風の樹脂。新築時の見た目は悪くありません。ただ、これらは経年で「劣化」します。角が剥がれ、印刷が褪せ、5年後に写真と見比べると差がはっきり出ます。

一方、無垢の床、本物の鉄、モルタル、塗装の壁は経年で「熟成」します。傷も色の深まりも、その家の履歴になる。ブルックリンスタイルはごまかしの効かないスタイルです。素材だけは、本物を選んでください。予算が限られるなら、面積の大きい床と、毎日手が触れる場所から。

黒いアイアンと木のキッチンで淹れる朝のコーヒー

岐阜の気候と、どう付き合うか

見落とされがちですが、岐阜は夏の湿気が強い土地です。ヴィンテージの革製品や古着を扱う人ならご存知の通り、湿気は経年の敵にも味方にもなります。

私たちがブルックリンスタイルでも自然素材と通気にこだわるのはこのためです。調湿する無垢材や塗り壁、壁の中に空気の通り道をつくる工法を組み合わせると、湿度の振れ幅がゆるやかになり、素材は「いい歳の取り方」をしてくれます。デザインと住宅性能は、別の話ではないのです。

間取りは「大きなワンルーム」を基本に

ブルックリンのロフトの気持ちよさは、あの「抜け」にあります。細かく仕切らず、LDKをひとつの大きな空間として設計し、鉄骨階段や見せ梁で空間に重心をつくる。仕切りたい場所は、壁ではなくアイアンと格子ガラスの引き戸で。

土間もおすすめです。自転車や工具、観葉植物がそのまま置ける土間リビングは、ブルックリンの気分と岐阜の暮らしの、ちょうどいい交差点になります。ガレージを組み込めば、なお良し。壁の一面を自分で塗りたくなったら、DIYの記事が参考になるはずです。

10年後、その家は「あなたのヴィンテージ」になる

流行ではなく、10年後も好きな家。ブルックリンスタイルほど、この言葉が似合うスタイルはないと思っています。本物の素材で建てた家は、住むほどに値打ちが出る一点物になっていきます。

実際の質感は、写真では半分も伝わりません。無垢の床とアイアンの手すりを、ぜひ現地で触ってみてください。見学会・ご相談の予約はオンライン相談ページからどうぞ。

コメントを残す

投稿者

katojyuken@theia.ocn.ne.jp

関連投稿

📋 30秒診断 🏡 相談予約 💬 LINE相談