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カバードポーチ 軒の深いひさし
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梅雨が明けて、岐阜の夏が本番を迎えます。

「木の家は夏、涼しいですね」——お引き渡しから一年目の夏を過ごしたお施主さまから、よくいただく言葉です。エアコンの設定温度は、前の住まいと同じ。それなのに、なぜか涼しい。今日はその「なぜか」の中身を、少しだけ解きほぐしてみます。

涼しさは、温度計の数字だけでは決まらない

人が感じる涼しさは、室温だけでは決まりません。湿度、足裏が触れる床の温度、壁や天井から届く輻射熱、そして風。この組み合わせが「体感温度」をつくります。

たとえば同じ27℃でも、湿度が70%の部屋と55%の部屋では、まるで別の季節のように感じられます。木の家の涼しさの正体は、この体感温度を下げる仕掛けが、素材そのものに備わっていることにあります。

無垢の床は、汗ばむ足裏に張り付かない

夏の夕方、素足でフローリングを歩いたとき、ペタペタと足裏が張り付く感覚。あれは合板フローリングの表面に湿気が留まっているサインです。

無垢の床は、木の細胞がそのまま生きています。表面の湿気を吸い込み、乾いた空気の日には吐き出す。だから真夏でも足裏はさらりとしたまま。「木の家は涼しい」という感覚のかなりの部分は、実はこの足裏がつくっています。

漆喰の壁は、部屋の湿度を整える

漆喰や無垢材には、調湿性——湿気を吸ったり吐いたりする性質があります。梅雨から夏にかけての岐阜は湿度との戦いですが、自然素材の壁と床は、室内の湿度の振れ幅をゆるやかに均してくれます。

湿度が下がれば、同じ室温でも汗が乾きやすくなり、体感温度は下がる。エアコンの除湿に頼りきらなくても、家そのものが湿度の「緩衝材」になってくれるのです。ちなみにこの環境は、観葉植物がよく育つ環境ともほとんど重なります。

庇と窓が、夏の日差しを「読む」

素材だけではありません。設計の話も少しだけ。

夏の太陽は高く、冬の太陽は低い。この当たり前の事実を使うのが、庇(ひさし)の設計です。夏の高い日差しは庇で切り、冬の低い日差しは奥まで招き入れる。私たちが窓の位置と庇の出をミリ単位で検討するのは、この「光の読み」のためです。

さらに、風の入口と出口を対角線上に配置すれば、夕方、エアコンを切って窓を開けるだけで、家の中を風が通り抜けていきます。深い庇の下の縁側やデッキも、夏の日差しを一度受け止める「緩衝地帯」として働いてくれます。

10年後の夏も、涼しいままで

自然素材の調湿性は、経年で失われるものではありません。むしろ無垢の床は、夏を重ねるごとに足裏に馴染んでいきます。

流行ではなく、10年後も好きな家。その条件のひとつは、10年後の夏も気持ちよく過ごせることだと、私たちは考えています。

この夏、モデルハウスで「木の家の涼しさ」を素足で体感してみませんか。ご予約・ご相談はオンライン相談ページからどうぞ。

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投稿者

katojyuken@theia.ocn.ne.jp

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