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カリフォルニアスタイル 岐阜
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「うちに来ると、植物がすぐ枯れちゃうんです」

そう話す方の家には、たいてい共通点があります。日中カーテンを閉めっぱなしの窓。風の抜けない間取り。エアコンの風が直接当たる置き場所。

逆もまた真なりで、植物がのびのび育つ家は、人にとっても心地いい家です。私たちが「植物が育つ家」を目指しているのは、緑がインテリアとして美しいからだけではありません。植物は、住環境の正直な観測者だからです。

植物は「光の質」を教えてくれる

多くの観葉植物が好むのは、直射日光ではなく「明るい日陰」。レースのカーテン越しの光や、北窓の安定したやわらかい光です。

これは実は、人が本を読んだり作業をしたりするのに心地よい光と、ほとんど同じです。南の大きな窓だけでなく、北や東の窓を丁寧に配置した家は、一日を通して光がやわらかく巡り、植物の置き場所にも困りません。

設計のとき、私たちは「この窓辺には将来、鉢がひとつ置かれるだろうな」と想像しながら、窓台の奥行きを決めることがあります。

風が抜けることは、根が呼吸すること

夏の植物の大敵は、暑さそのものより「蒸れ」です。空気が動かない部屋では土が乾きにくく、根が傷み、虫も湧きやすくなる。

風の入口と出口がある間取りなら、窓を開けるだけで空気が入れ替わります。これは以前の記事「夏、木の家はなぜ涼しいのか。」でお話しした、夏の体感温度を下げる工夫とまったく同じ。植物のための風は、人のための風でもあるのです。

自然素材と植物は、湿度の同居人

無垢の床や漆喰の壁は、湿気を吸ったり吐いたりして室内の湿度をゆるやかに整えます。急激に乾燥せず、じめじめしすぎもしない環境は、多くの観葉植物にとっての適温適湿とよく重なります。

冬、エアコンの暖房で空気がカラカラになる家では、植物の葉先が茶色く枯れ込みます。調湿する家は、その振れ幅が小さい。植物の葉のつやは、家の湿度環境の成績表のようなものです。

まずは一鉢、窓辺から

「植物と暮らす家」は、ジャングルのような部屋を目指すことではありません。まずは一鉢。エバーフレッシュでも、フィカスでも、育てやすいポトスでも。

その一鉢がすくすく育つなら、その窓辺は人にとってもいい場所です。もし元気がないなら、光か風か湿度のどれかが足りていないサイン。植物を観測者にして、住まいの環境を眺めてみてください。

これから家を建てる方は、ぜひ打ち合わせで「植物を置きたい場所」を教えてください。窓の位置と奥行きを、緑のために少しだけ設計します。ご相談はオンライン相談ページからどうぞ。

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投稿者

katojyuken@theia.ocn.ne.jp

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